ルビスコくんの日記

博士学生の日記です。考えたこと、学んだことを書きます。

リアル人生ゲーム完全攻略本

自分のビジネスをしながら大学院生として研究もしているちらさんという方(運営されているブログはこちら)がツイキャスで紹介していた『リアル人生ゲーム完全攻略本』という怪しいタイトルの本を読んでみました。著者二人の名前もなんだか怪しげですね。。

でも、読んでみると面白いことが書いてあったのでここで紹介します。

 

この本の構成は、

第1章:「説明書篇」

第2章「攻略本篇」

となっています。第1章では、神が人間にあてて書いた人生の説明書で、第2章では、それを受けて人間が現代日本で生きる中で生じるであろう様々なイベント(結婚、経済危機、災害 etc.)に対する攻略法が述べられています。

この本は、人生を神が作った「ランダムに決められた寿命の中で幸福点を稼ぐゲーム」と設定しています。幸福点を得るために非常に大切なのはお金です。資本主義の現代ではお金がないと生きていけません。そのため、第1章でも第2章でも、お金についての話がとても多くなっています。その中でも特に参考になりそうなところだけピックアップしておきます。

今のお金の価値が将来も同じだと思ってはいけない

 これって歴史なり経済なりを少し勉強すればわかることなんでしょうけど、日々生きていると忘れがちですよね。今1万円で買えるものが10年後には物価の上昇により1万5000円でしか買えないかもしれない。これはお金の価値が下がったことになります。ものの値段、お金の価値というのは経済の状況によって上下するのです。

 今、政府には1200兆円を超える債務があり、予算は税収よりも約数十兆円高く計上しなければ国を維持できないため、毎年毎年借金がかさんでいるのが現状です。そのため日本の財政はどこかのタイミングで必ず破綻する、というのがこの本の見方で、いくつかの筋道(詳細は本文参照)が語られています。そのときに、お金の価値が大きく変わってしまう可能性があります。そういう事態に備えて、事前に考えて自分のお金・資産を守るための策を講じておく必要があるでしょう。

 

面白いと思ったところ

このゲームでは幸福ポイントを稼ぐことが目的なのですが、ゲームのバグを利用してポイントを荒稼ぎしたプレイヤーがいて、2500年前からぶっちぎりで首位をキープしているという記述があったのですが、そのプレイヤーは「お釈迦様」です。このゲームを作った神は、幸福ポイントは生殖行為、美食、名誉名声、自尊心を満足させることなどによって得られ、それらによるポイント獲得を推奨しています。

しかし、幸福とはそもそも人間の心の作用であり、生きているだけでそれに匹敵する幸福感を得られるように心を鍛えることができれば、自分の身に何が起ころうとも幸福ポイントは稼げるわけですよね。本に書いてあった「ゲーム設定上のバグ」とは、人間の心のことだったんです。そういう哲学的(?)なところも読んでいて面白いと思いました。

特に「説明書篇」のところはおすすめです。こういう人生観もあるのかと。一方で「攻略本篇」は、、鵜呑みにせず、参考にするのがいいかもしれないです。