ルビスコくん空を飛ぶ

博士学生(D1)の日記です.日記に加えてプログラミング(R)のメモ書きもします.

あいさつの効用

「ちゃんとあいさつしなさい!」って小さい頃から親に言われてきた。あいさつっていうのはもちろんするべきなんだけど、「当たり前だよね」で終わらずに少しその意味について考えてみる。

あいさつすると気分がいいが、あのちょっとした清々しさはなんだろう。特に「おはようございます」と「行ってきます」は気持ちが少しシャキッとする(一人暮らしになってから「行ってきます」はほとんど言わなくなって寂しい)。それはあいさつによって互いの存在を確認し合えることだと思う。人間なら誰だって最低限自分の存在くらいは認めて欲しい。それは一番下位の(レベルの低い)承認欲求だと思う。あいさつをして、返ってくることで自分の存在が相手に受け入れられていると実感できる。

もう一つ、これは実用的な点として、あいさつは会話のトリガーとして使うことができるということがある。たとえば、普段同じ部屋にいるけどほとんど喋ったことがない人がいるとしよう。で、その人と話すのに最もハードルの低いタイミングというのは朝あいさつをした直後である。「おはようございます。いやー土日からずっと雨ですよねー。」などと当たり障りのないクッションを置いたら「土日は何してたんですか?」などと会話を広げていける。こんなことを繰り返してたら、徐々にお互いに信頼関係ができていって、研究室のメンバー同士なら研究の話しになるだろう。ちょっと話がそれるが、研究の話というのは最低限の信頼関係が出来てからするものだと思う。学会とかでもない限り、初対面でいきなり「なんの研究してるんですか?」って聞かれても、研究してる人間には興味ないの?と思ってしまう。話を元に戻すと、会話のハードルを下げられるからこそあいさつはコミュニケーションが下手だと自覚している人ほど意識してしたほうがいい。

理系の研究室に配属されてから早くも丸3年経つが、案外あいさつできない人というのは多い。「みんな自分の作業をやっているから邪魔したくない」という人が特に研究室に入りたての学部生に多いが、人間同士お互いの存在を最低限確認しあうことよりも大事な作業なんてみんなしてないでしょ?しかも、ムスリムみたいにお祈りを捧げなさいって言うんじゃなくて、たった2秒、口を開いて声を出すだけでおわるんだから(あとせめて何を言っているのかわかるくらいには口を開いて声を出すべき)。学部生ならまあーまだかわいいもんだけど、大学院生以上にもなってろくにあいさつできないっていうのは、ペレリマンみないなガチのぶっ飛んだ天才でもない限りヤバイですよ。。あいさつできてない場合、みんなで元気よくあいさつするように心がけるだけで、研究室の雰囲気って一気に良くなると思うんだけどなあ。

今になって、あれだけしつこく注意してもらってよかったなあと親に感謝してます笑。