ルビスコくん空を飛ぶ

博士学生(D1)の日記です.日記に加えてプログラミング(R)のメモ書きもします.

人に伝えるということ

昨日、含蓄のある言葉を聞いたのでそれを忘れないようにメモするのと、それに少し自分の考えを付け加えてみる.

人に自分の考えを伝えることの意義というのは「価値観を共有して、幸せの感度を上げること」である.つまり,自分が普段の生活の中で「どうすれば楽しくなるか,どう考えれば心が(人生が)豊かになる・楽になるか」ということをお互いに共有できれば,共有できた人はそのぶん楽しいことを見つけやすくなるしより豊かになりやすくなる,ということ.他人のふとした言葉が,言語化できていなかった今の自分の状態にすごくしっくりきて楽になった,という経験は多くの人が持っていると思う.例えば僕は,学部生の時は「どうせ僕なんて大したことできるわけないし,これからみんなと同じようにテキトーなとこに就職して一生を終えるんだろな」と人生についてぼんやりとまあこんなもんだろと思っていたところがあったのだけど,当時の指導教官に言われた「何いってんの,できないからやるんでしょ?」という言葉がきっかけで研究をやってみる気になって,生活にハリがでてきた.まあ現実の変化はもっと連続的で,その言葉をきっかけとして少しずつ少しずつ日々の態度と行動が変わっていったのだけど.こんな風に,言われてみれば確かに「価値観を共有して、幸せの感度を上げる」で多くのことを説明できる.

もう少し説明すると,ここでいう共有とは,単なる言葉のレベルの共有ではなく,感覚のレベルでの共有である.言葉を受け取ると同時に感覚として認知できる場合もあるが,そうでない場合は,①そもそも共有する価値がない,②それをよく考え実践した末に身につけることができる,③実践してもできない,のいずれかである.まず①では自分の判断が求められる.言葉を発した人間に共有という感覚がなく単に自分の主義主張を押し付けてきた場合などがこれにあたる.そんな気配を感じたらその言葉は無視していい.一方で,自分のことを思っていってくれているということが感じられたら,たとえ相手が嫌いなやつでも少なくとも一回は実践してみるべきだろう.言葉から受ける印象と実際の感覚とはかけ離れていることが多いから,なるほどねと思っても実際にやってみると思ってた感覚とは違った なんてことはざらにあるのだから.

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