ルビスコくん空を飛ぶ

博士学生(D1)の日記です.日記に加えてプログラミング(R)のメモ書きもします.

本当に大切なこと

僕はこれまで,研究をするうえで「自分に何ができるか」を重視してきた.プログラミングや測定機器の扱い方や論文の書き方など,研究の遂行に必要なテクニックをひとつひとつ獲得していけば,いい研究者になれると考えていた.しかしそれらは「自分で考える力」という土台があって初めて有効に活用されるのであって,テクニックばかり身につけても僕が目指す本当の高みには絶対に到達できない.そのことに気づかせてくれたのは僕の周りにいる人ではなく,ネットで知ったある研究者だ.

もちろんそれらのテクニックはなしでは研究はやっていけない.それはそれで必要なものだし,それがあって初めて考えるための材料,つまりデータがとれるのだから.ただ,僕は今までデータを見てじっくり考える量が少なかったように思う.生データを取って,それを加工したり可視化したりモデルで他の変数を計算したりすることまでは一生懸命やるのだが,そこまででけっこうな時間をつかってしまいそれでやった気になってしまっていた(その意味では,データの加工にそこまで時間の掛からない実験系の人たちのほうがしっかり対象について考察しているのかもしれない).