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ルビスコくん空を飛ぶ

博士学生(D1)の日記です.日記に加えてプログラミング(R)のメモ書きもします.

部活の経験は研究にいきる?

この前,ある教授が「僕の経験上,部活してたやつは本当に研究よくできる場合が多いんだよ」ということを話していたので,少し部活と研究について考えてみようと思う.確かに,その教授の言うとおり,学部時代に部活に打ち込んでいた人はよく出来る人が多い気がする.僕の指導教官は学部どころか大学院のときもスポーツに少なからぬ時間を割いてしかも全国大会に出たレベルだと聞いた。そこまでのレベルじゃなくても、学部のときに部活/サークルめちゃくちゃ頑張ったってひとは多い。もし部活の経験が研究にいきるとしたら以下のようになるのではないか。

● 目的意識が染み付く

部活というのは、何かのわかりやすい目標(例えばスポーツ含む競技だと「試合に勝つ」、芸術系だと「定期演奏会、展示を成功させる」など)に向かって努力していく活動である。すると、その目標を達成するために何が足りなくて、それを克服するためにはこれから何をどのような方法でどういう計画を立てるべきか、ということを、学生が主体になって考えることになる(ちなみにこれは大学の部活で顕著だと思う。高校でももちろんそういう側面はないことはないが、だいたいが顧問の先生の言いなりになっている)。卒論修論博論は明確な時間制限があるし、博士号を取ったあとでも近年は短期的にアウトプットを求められるので、こういう習慣が卒研を始める時点で持っていられると強い。

● 集中力と体力がつく

よく高3の夏の大会までずっと部活やってたやつが引退して本気で受験勉強し始めたら直前でめちゃめちゃ成績伸びるじゃないですか。あれです。スポーツをすることで集中力とそれを持続させるための体力がつくというのはみなさん納得していると思う。iPS細胞で有名な山中伸弥氏も大学まではラグビーをしていて、大学院時代は相当なハードワーカーだったらしい。やはり体力は大事。

● 何かに夢中になれる癖がつく

これは研究だけじゃなくて人生でとても大事なことだと思う。とにかく試合なり演奏なりで結果を残したい一心で何かに取り組んで、それを楽しむというのが癖になると、その対象が研究になれば楽しく研究が進むんじゃないかな。まあ、「対象になれば」ですが。

ここまで書いて思ったけど、これって研究だけじゃなくて研究以外の仕事や人生全般にとってすごく有益じゃないか。ただし、特に一つ目の項目に言えるのは、どれだけ頭を使ったかで部活から得られるものが断然異なるということ。私みたいに、サークルに入って週に3回も活動をしていても何となーく練習してみんなと仲良くなってハッピーみたいな取り組み方だと目的意識は身につかない(身につかなかった)。みんなをまとめ上げるキャプテン・部長だとか、何かの実行委員でサークル内での仕事をこなすなどの任務が人を成長させるのだと思うし、そうじゃなくても自分の技術の向上に頭脳を働かせて取り組む過程がその後でも使える思考力を鍛えるのだと思う。