ルビスコくんの日記

博士学生(D2)の日記です.

学振DC1に採用されました

今週の月曜日(12/26)に学振面接試験の結果発表があった。結果は「採用」。面接の手応えとしてはあまり良くなかったが,結果を見ると面接に進んだ人のうち7割以上採用されていた。たぶん,準備を怠った人,面接で致命的なミスをした人,あるいはよっぽど運のなかった人以外は採用だったのだろうと思う。

面接の練習に付き合ってくださった先生やポスドク,面接用の資料をくれた人(ブログで知り合った),申請書を見せてもらった人全員にお礼のメールを書いた。何より,申請書と面接を丁寧に見てくれた指導教官には感謝しかない。これで奨学金という名前の借金をしなくてすむ。

これはボスから言われたことだが,「DCを取った人は安心してしまって伸び悩むことが多い。特にDC1は大した業績がないうちから評価されるから,実力もないまま『自分はできる』と勘違いしてしまう人がけっこういるから気をつけろ」らしい。確かに今回DC1の結果を伝えると「おめでとう。すごいすごい!」という返事をもらう。でも実際は,僕は申請書に来年から3年間の研究計画とその意義を書いただけで,現在それについての結果など何もないわけで。論文も先日リジェクトされたばかりだし。結局学振DCなんてとっていても研究能力と相関なんてないのだと思う。どこかのブログで「学振を取っているから優秀だとも思わないし,取っていないから優秀でないとも思わないし,取っているから優秀でないとも思わないし,取っていないから優秀だと思わない」と書かれたのを読んだことがあるが,その通りだと思う。ただ,学振は研究員に対し研究費もくれる。もらえる分は研究室のお財布事情に左右されないわけだから,ない人よりアドバンテージがあるのは確かである。

これを生かして,どんどん研究を良い方向にもっていって自分を成長させたい。

パッケージ'plotflow'を使って2軸表示したときのバグ

以前「'plotflow'パッケージを使えばggplot2で2軸表示ができる」という記事を書いたのですが,よくわからないバグ(?)が発生するようになってしまいました。以前にはなかったのですが。

#データフレームの準備

dd <- 1:10 * 10
ee <- 1:10 / 20
ff <- 1:10
ddf <- data.frame(dd, ee, ff)

#左軸のデータ

TwoGGP_l <- ggplot(ddf, aes(ff))
leftplot <- TwoGGP_l + geom_point(aes(y = dd)) + labs("leaf") + theme(plot.margin = grid::unit(c(.5, 1, .5, 0), "cm")) + ylim(0, 100)

#右軸のデータ

TwoGGP_r <- ggplot(ddf, aes(ff))
rightplot <- TwoGGP_r + geom_point(aes(y = ee), colour = "red") + labs("right") + theme(plot.margin = grid::unit(c(.5, 1, .5, 0), "cm")) + ylim(0, 1)

#最後にプロット

ggdual_axis(leftplot, rightplot)

右軸のタイトルが表示されないうえに,右上によくわからない「x軸の残骸」みたいなのが入り込んでしまいます。どうやっても取り除けません。以前の記事で紹介したのと全く同じコードで書いても同じような結果になるので,ggplot2のアップデートに対応していないのかもしれません(あくまで憶測)。

f:id:pam715:20161228105104p:plain

どうやら,ggplot2のデフォルトでも2軸設定ができるようなったようです。なので,plotflowを使うのはやめにして少々面倒ではありますがそのやり方でやろうと思います。こちらの記事を参考にさせてもらいます。わかりやすいです。

論文がリジェクトされました

9月の末に投稿した論文がリジェクトで返ってきた。もうすぐ投稿してから3ヶ月経つし査読結果返ってきてもいいころだなーと思っていたら「Your Submission」なるタイトルのメールが来て,開いたら数秒で"Unfortunately"と"I regret that"の字が目に飛び込んできてああこれはダメだと思った。レビュアー二人からのコメントを見ると,二人とも「内容はよく書けているけど観測方法がダメ。既存の研究はもっと解像度のいい測器でやってるけどお前らのは解像度低いから信用ならん」とのこと。正直これだけもっともらしい図を示しているのにこんなことを言われるとは思わなかった。肝心の解析内容については一切触れられておらず,それが悲しかった。

それにしても,査読に3ヶ月かけるならもっと実りのあるコメントも欲しかった。リジェクトされたなら他の雑誌に再投稿しないといけないし,もし学振に落ちていたらDC2の申請書書くまでにはアクセプトがほしい。だからリジェクトするならするでさっさとして欲しかったんだよお。。しかもこんなに修論が切羽詰まってる時期に。まあすべてボクの都合なんだが。

そして学振の個人用ページを見ると結果欄のところに「学振作業中」の文字が。おそらく月曜(明日)には発表されると思われる。。。

AGU2016 最終日

僕の発表は朝の8時からでした。去年は日程が学会の中日ということあってたくさんの人が聞きに来てくれてポスターセッションの間(4時間)ずっと説明していたのですが、そのせいで他の人のポスターセッション発表が聞けませんでした。今年はきっちり2時間で自分の分は終わらせて他の発表も聞こうと決めていたのですが、なかなか難しいですね。他の人の発表を聞こうとしても、近くに自分のポスターがあって、自分のポスターを見てくれている人がいると、どうしても説明を聞いてもらいたいと思ってしまって結局自分のところに戻る。これを繰り返していました。

けっこうな割合で「面白いじゃん!」と言ってもらえて(たぶんお世辞で言っているだけなのかもしれませんが)、頑張ってやって来てよかったと思えました。もちろん人に褒められることを目的にしてはいけないのですが、人から認めてもらえるというのは本当に光栄で嬉しいものです。おそらく、僕が見ている限りでは、他の研究では観測のみか、既存モデルと衛星観測データをつかった解析結果を紹介するものが多く、似通った研究がいくつもあったのですが、植物生理の季節性に着目して観測とモデルを扱った研究はあまりなかったように思います。

あと発表の他に学会で重要なこととして、「人脈作り」があります。今回、私は指導教官を通してセッションのコンビーナと繋がることができました。相手にとって利益になることがあれば、おそらく一緒に研究しようといって拒まれることはないでしょうから、積極的に話しかけて行くべきだと今回学習しました。コンビーナに僕の査読中の論文も渡すことができたし、とても有意義なポスターせっしょんとなりました。

僕が参加したセッションは午前がポスターで、午後からは2つ続けて口頭発表でした。ずっと聞いているととても疲れました。

それが終わると、今度は指導教官が昔お世話になった人(サンフランシスコ在住)のお家にお邪魔して、ホームパーティとなりました。

AGU2016 4日目

この日はなんと夜の12時に目が覚めてしまい、寝たのは朝の6時ごろになって起きたら聞きたかった発表が終わっていてテンション下がりまくりました。夜は他の日本人の方々と、フィッシャーマンズワーフにカニ料理を食べに行きました。美味しかったけど、正直いうと札幌の方が食べ物は美味しいですね。夜はけっこう遅くなってしまってYH帰ったら即就寝しました。

AGU2016 2日目

朝5時に目が覚めてそれから寝つけませんでした。完全に時差ボケです。ホステルで朝ごはん食べて朝いちの発表聞いたけど頭がぼんやりして何も入って来ないし、そもそも英語の聞き取りがかなりやばいレベルなので内容が専門に近くない限り理解できないのです。アメリカの人たちは(ちゃんとしてる部類の)日本人とは違って、スライドの見た目はあまり造り込まずに内容が少ない代りに、それを流暢なトークで補うタイプのひとが多いので、僕みたいな英語できないやつは早い段階から脱落するのです。それにしてもみなさん本当にペラペラとよくあんなに言葉がでてきますよね。日頃から訓練しているんだろうなあ。

AGU2016 1日目

今年もAGUに来ることができました。

1日目は昼過ぎにサンフランシスコに着いたが、飛行機でほとんど寝られなかったためにホテルで昼寝をしていました。18時から関連するトピックを扱う人たちのディナーがあったのでそれに参加しました。それにしても中国人の勢いがすごいです。だいたい50人中、参加者の半分以上が中国人だったと思います。日本人は片手で数えられるほどしか参加してなかった。

不安になってきた

ここ1週間は学振の面接の準備をしていて,スライドもだんだんと出来上がってきました.が,なんともいいようのない不安が湧いてきます.2週間くらい前までは,「面接候補の中から半分受かるんだから,面接官に自分の研究の魅力が伝われば落ちないだろう」と思っていたのですが,「自分の研究の魅力をわからせるのが一番難しいんじゃん!」と当然のことに気づき(←アホ),「あぁこれはだめかも…」と今度は逆に意気消沈気味であります.しかもよくよく考えれば面接候補になった人は申請書のTスコアがほとんど同じなのですから,研究テーマ自体はある程度評価されている人たちなのでしょう.そういう人たちが採用を勝ち取るためにプレゼンを練りに練ってくるわけですから,面接候補中の採用率は50+α %だといっても競争は普通に厳しいといえます.5月の申請書提出時は論文なかったけど12月の面接の段階では受理されたという人も中には普通にいるでしょうしそういう人は業績的に一歩リードってことになります.ちなみに僕は現在査読中です….

当然のことながら学振のスライド作成してる間は修論の解析もできないし(12月に海外学会控えてるのにまともな解析結果が出てないよ!)いろいろつらいですね.まあ学振に採用さえされればそれも報われるのだけど,落ちたときのことを考えると本当に(いや本当に)暗い気持ちになります…(-_-).面接に注いだ時間だけでなく,少なくないお金(=交通費.飛行機代+2泊分の宿泊費)も戻っては来ないのだから.せめて面接で不採用だった人にだけでも交通費あげればいいのにと思います.学生だよ?親からの仕送り(人によっては+バイト代)で生活してるんだよ?

最後は愚痴っぽくなってしまいましたが,でもまあ要は,採用されればいいのです.がんばります.

学振DC1の面接候補になりました

この5月に申請書を学振に提出していたのですが,その審査結果が返ってきました.提出した時点で申請書の出来は悪いと思っていたのですが,結果は「面接候補」でした.学振の採用の仕方として,採用(面接免除)・不採用・その間のグレーゾーン「面接候補」があります.よく言えば「一次審査に通った」,悪く言えば「書類だけでは通らなかった」ということになります.私が出した領域の申請者は450人だったので,面接に呼ばれたということは上位25%に入ったということになります.他のブログとかTwitterを見ていると「面接かよ…」と肩を落としている人がちらほらいますが,私は面接候補と知ってけっこううれしく思っています.そんな質の高い申請書を書いたつもりは全くなかったので.

5ヶ月前に提出した申請書をもう一度読んでみると,最初のページ(「現在までの研究状況」)の内容は結構わかりやすく書いてあるなという印象を持ちました.一方でこれからの研究計画については目的もはっきりしないし,背景知識を多くもたない審査員にとってはわかりにくい説明になってしまったのではないかと思います.業績は論文0報(準備中が1つ),海外学会1件,国内学会多数,民間助成金1件だったので,少なくはないが論文がないのがネック,という状態でした.業績はあまりプラスにはならなかったと思います.それでも面接に残ったのは,やはり審査員の第一印象が原因だと思います.つまり最初のつかみのところでわかりやすくこれまでの自分の研究をアピールできれば,少々計画がまずくても面接に呼ばれる程度の点数はもらえるということかもしれません.

書類だけで一発採用にはならなかったのですが,なんとか首の皮一枚つながった感じです.私が申請した領域では毎年90人ほど採用されており,今年の面接免除は72人,面接候補は33人だったので,今年も90人採用されると仮定すれば,面接まで残れば大体半分強は採用される計算になります.ここまでくれば頑張るしかありません.

面接は12月の頭に行われ,持ち時間は10分(4分発表+6分質疑応答).計画についてまだつめられていないところが結構あるので,がんばります.

回帰直線を引いて同時に回帰式も図に表示させる

わかりやすくするために図の中に式を埋め込みたいけど,式をRで調べていちいちパワポイラストレータなどで文字を打ち込むのは時間の無駄なのでRで(ggplotで)やってしまいましょう.今回もデータセットはairqualityを使います.

f:id:pam715:20161011163649p:plain

この中のOzoneとTempの回帰式の傾き,切片,r2値を調べる.

res <- summary(lm(airquality$Ozone ~ airquality$Temp))
slope <- round(res$coef[2], digits = 3)
intc <- round(res$coef[1], digits = 3)
rsq <- round(res$r.squared, digits = 3)

傾きはslope,y切片はintc,r2値はrsqに格納できた.後で図中に落として見にくくならないようにround()で有効数字を決めておく.

次にggplot2で散布図を描いてannotateで式を書く.

ggp <- ggplot(airquality, aes(x = Temp, y = Ozone))
gm <- geom_point()

lyr <- ggp + gm + geom_smooth(method = "lm", se=F) + theme_bw() +
annotate("text", label = paste0("y==", slope, "*x + ", intc), x = 70, y = 150, parse = TRUE, size = 10) +
annotate("text", label = paste0("r2==", rsq), x = 70, y = 130, parse = TRUE, size = 10)

 annotate()では,"x ="と"y ="で文字の位置を決める.

f:id:pam715:20161011165516p:plain

y切片の表示が"+-"になっているし"r2"が上付け文字になっていないが…